5.テクニカル指標

5-1 テクニカル指標を追加する
5-1-1 価格描画領域に重ね合わせるテクニカル指標
5-1-2 分割ウインドを生成し描画するテクニカル指標
5-2  MA:移動平均線(Moving Average)SMA/EMA
5-3  MA2-1:短期移動平均と長期移動平均とその平均(Moving Average 2-1)
5-4 PBZigzag: ピークボトムジグザグ(Peak Bottom Zigzag)高値nMA安値nMAによる転換
5-5 HLBand: ハイローバンド(High Low Band)n高値線、n安値線
5-6 IRHL: ラリーピークボトムライン(Important Recorded High Low)
5-7 Bllngr: ボリンジャーバンド(Bollinger Bands)
5-8 Stchstc: ストキャティクス(Stochastic)
5-9 RCI: アールシーアイ(Rank Correlation Index)順位相関係数
5-10 MACD: マックディ(Moving Average Convergence and Divergence)マックディ
5-11 Vol: ボリューム(Volume)出来高

5-1 テクニカル指標を追加する

チャートウインドの指標メニューをクリックして「追加」を選択します。
追加を選択すると、テクニカルの選択画面が表示されます。

「追加」:チャートウインドへ、テクニカル指標を追加。
「削除」:チャートウインドの、表示しているテクニカル指標を削除。
「変更」:表示しているテクニカル指標のパラメータや色等を変更。

5-1-1 価格描画領域に重ね合わせるテクニカル指標

MA:ムービングアベレージ(Moving Average)移動平均線
移動平均には単純移動平均(SMA) 指数移動平均(EMA)があります。
MA2-1:ムービングアベレージ2-1 (Moving Average 2-1)短期移動平均と長期移動平均線とその平均
PBZigzag: ピークボトムジグザグ(Peak Bottom Zigzag)高値nMA安値nMAによる転換
HLBand: ハイローバンド(High Low Band)n高値線、n安値線
IRHL: ラリーピークボトムライン(Important Recorded High Low)
Bllngr: ボリンジャーバンド(Bollinger Bands)

時間方向へのシフト(Displace遷移)機能をもち、マイナスの値を設定すると、指標が株価に対して右側にずれます。
プラスの値を設定すると、左側にずれます。

5-1-2 分割ウインドを生成し描画するテクニカル指標

Stchstc: ストキャティクス(Stochastic)
RCI: アールシーアイ(Rank Correlation Index)順位相関係数
MACD: マックディ(Moving Average Convergence and Divergence)マックディ
Vol: ボリューム(Volume)出来高

5-2  MA:移動平均線(Moving Average)SMA/EMA

SMA:単純移動平均 と EMA:指数移動平均

MAのプロパティから、選択できます。

移動平均の種類: 次の2種類を選択できます。

単純移動平均(SMA): 直近の価格からn本目の価格の単純平均を計算します。
指数移動平均(EMA): emaの計算は前回のemaを基に計算されます。

初回   ema = 現在の価格
2回以降 ema = ema + 2 × ( 現在の価格 – ema )/(n+1)
計算する値: ロウソク足の、次の4種類を選択できます。

始値、高値、安値、終値

期間n: n本の足の移動平均とします。nは 1~999 に設定できます。

次の4設定は各テクニカル指標全てに存在します。

1.シフト: 時間方向へのシフト機能をもちます。-99~99 設定できます。
2.線の種類 :実践、破線、点線 より選択できます。
3.線の太さ : 細い、中太、太い、極太 より選択できます。
4.線の色 : 色パレットにより選択できます。

SMA25本 色指定 青 の例

5-3  MA2-1:短期移動平均と長期移動平均とその平均(Moving Average 2-1)

『aの単純移動平均』と『bの単純移動平均』、および、『その二つの平均(c)』を描画します。

『その二つの平均』とは、『上記2つ』の 『中心点(中間点)』です。 ちょうど、真ん中に表示されます。

期間a、 期間b それぞれ、値を入力できます。 1~999の範囲で指定できます。

単純移動平均の計算には「終値」を使用しています。

例:期間a:25本 期間b:75本 色指定 a:青 b:赤 c:緑

5-4 PBZigzag: ピークボトムジグザグ(Peak Bottom Zigzag)高値nMA安値nMAによる転換

指標ピークボトムジグザグは、高値のn本単純移動平均と、安値のn本単純移動平均で、
トレンドの判定をおこないます。それぞれを、高値線、安値線と定義します。

転換を次のように定義しています。
・高値線が「安値線の直近高値」を下抜いた時を「波動の下転換」とする。
・安値線が「高値線の直近安値」を上抜いた時を「波動の上転換」とする。

ピーク/ボトムを次のように定義します。

・「波動のボトム」の定義:
「波動の上転換」が決定した時、「直近のピーク」の「次の足」から、
「現在」の「波動の上転換した足」の「一つ前の足」まで、
の期間の「最安値」

・「波動のピーク」の定義:
「波動の下転換」が決定した時、「直近のボトム」の「次の足」から、
「現在」の「波動の下転換した足」の「一つ前の足」まで、
の期間の「最高値」

期間n: n本の足の移動平均とします。nは 1~999 に設定できます。

・PBZigzagの 波動転換の矢印表示
「波動の転換した足」に、図に示す通り、↑ (上矢印) ↓ (下矢印) を描画します。
図の4番から6番
上矢印は「赤の塗りつぶし矢印」、下矢印は「黒の塗りつぶし矢印」

・ピークボトムライン波動転換価格の表示
図1番 いくらなら、ピーク、ボトムが確定するかを文字で表示します。

[足の高値が XXXXX円以下なら、ピーク YYYYY円が確定]
[足の安値が XXXXX円以上なら、ボトム YYYYY円が確定]

図の2番と3番
図の例では、
図の6番でボトムが確定している状況なので
この後下げれば、ピークが確定することになります。

どの価格になれば、ピークが確定するのか、またそのピークはいくらになるのかを表示しています。
図では、
3番の22250円以下になれば、2番の22670円のピークが確定することを表示しています。

5-5 HLBand: ハイローバンド(High Low Band)n高値線、n安値線

n日間の最高値をHバンドとして描画。
n日間の最安値をLバンドとして描画。

シフトに 「-1」 と設定すると HLバンドを1本前に移動することができます。

例 期間7 シフト -1 色 茶色

5-6 IRHL: ラリーピークボトムライン(Important Recorded High Low)

ラリーのピークボトム (IRHL、ジグザグ線)
「IR高安」は、ラリー・ウィリアムズが提唱している波動の取り出しかたです。
(IRとは、Important Recorded High(Low)の略)

・「1日前から (1+n) 日前までの間の最高値をHバンド」、
「1日前から (1+n) 日前までの間の最安値をLバンド」として、
それぞれ、高値線、安値線と定義する。

・現在の足の「高値」が「高値線」を上方向に突破した時を「波動の上転換」とする。
・現在の足の「安値」が「最安線」を下方向に突破した時を「波動の下転換」とする。

・「波動のボトム (安値) 」の定義:
「波動の上転換」が決定した時、「直近のピーク」の「次の足」から、
「現在」の「波動の上転換した足」の「一つ前の足」までの期間の「最安値」

・「波動のピーク (高値) 」の定義:
「波動の下転換」が決定した時、「直近のボトム」の「次の足」から、
「現在」の「波動の下転換した足」の「一つ前の足」までの期間の「最高値」

・ピークが決定した後はボトムの検出を行い、ボトムが決定した後はピークの検出を行います。
(ボトムを検出するときはボトムの突破に注目して、ピークを検出するときはピークの突破に注目する)

・「波動のボトム」と「波動のピーク」を直線で結ぶことにより、ジグザグの線を描画する。
・「波動のボトム」と「波動のピーク」の「価格」をグラフ上に描画する。

5-7 Bllngr: ボリンジャーバンド(Bollinger Bands)

5-8 Stchstc: ストキャティクス(Stochastic)

%K :n本の一定期間の株価の高値・安値・終値の位置を計算
%D :kのp本の単純移動平均
SD :%Dのq本の単純移動平均

5-9 RCI: アールシーアイ(Rank Correlation Index)順位相関係数

順位相関は統計学で使われる「スピアマンの係数」です。
n本足の順位相関=(1-(6×Σdの2乗)÷(nの3乗-n))×100 (ただしdは順位の差)

5-10 MACD: マックディ(Moving Average Convergence and Divergence)マックディ

MACDとは「Moving Average Convergence/Divergence Trading Method」の略で、
移動平均-収束拡散トレード法となります。

MACD=短期EMA-長期EMA

短期(9本)EMAと長期(25本)EMA を用いる。
2本のEMAの乖離差 : MACD = 短期(9本)EMA-長期(25本)EMA
カイリ差の短期(9本)平滑平均 : MACDAvg = Ema( MACD, 9 )
MACDDeff(ヒストグラムで表示さる所) : MACDDeff= MACD – MACDAvg

5-11 Vol: ボリューム(Volume)出来高

出来高を棒グラフで描画します。

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